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大人の発達障害(ADHD)とは・その隠れた能力とは

社会人ADHD

今回は、今急激に増え続けている大人の発達障害、ADHDについてお話ししたいと思います。

皆さんはADHDという言葉をご存じでしょうか。
ADHDは主に(不注意)(多動性・衝動性)が日常生活に影響を及ぼしてしまう近年になって医療的にも問題となった発達障害の一種です。

こADHDのは主に小児期で症状が現れることもありますが、大人になってからその影響を大きく受けることで症状を自覚するケースが増えています。

今回は各症状の特徴と日常生活に及ぼす影響、その特異な性質をどう社会に生かしていくのかをまとめていきます。

目次

ADHDという発達障害

まず、ADHDとは何かについて説明いたします。
ADHDとは、注意多動性欠陥障害のことで主に脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンとドーパミンの機能障害であるという説が有力です。有病率は国によって異なりますが、小児においては5~6%、成人においては3~4%といわれています。
しかし近年、このADHDの症状を部分的に持っているもしくは障害レベルには達していないグレーゾーンと呼ばれる中間的なものも認識され始めています。

これらを含めると、そらく10人に1人は何らかの症状を持っているという事が言えます。

主な症状は上述したように(多動性)(衝動性・欠陥性)があげられます。
いかに主な症状の特徴を上げていきます。

不注意が及ぼす影響

まずはADHDの症状に最も顕著に現れる不注意について説明いたします。

不注意というのはつまり集中力が続かないという事です。
皆さんも、勉強は日々の業務をやっていて興味のない分野では集中力が続かないという事があると思います。
ADHDの方はこの一般的な集中力のない人に比べ更に集中力がかけてしまいます。

例えば仕事で例えると、「ケアレスミスが多い」「人の話をすぐに忘れる」「締め切りを守れない」などがあげられます。
このようなことがADHDのひとは頻繁に起こってしまうという事です。
せっかく個人の能力が高くても、このようなミスが頻発してしまうことによって「不真面目な人」というレッテルを張られてしまいます。

私もADHDの症状の中で最も生活上困っていることはこの不注意によるものです。
例えば、あるタスクに取り組んでいる際、上司から別の案件をお願いされたら、現在進行中の業務を忘れて頼まれたものを先にやってしまいます。そのためあとで何処までやったのか把握できておらず、結局一から調べなおすことになり最終的にどちらも中途半端になることが多々あります。

しかし一方で、自分の興味のあることに対しては人並みあずれた集中力があります。
私は幼少期からテニスをやっているのですが、ボールを追いかけてペアと打ち合ってる時間は周囲が一切見えなくなるほど集中しています。周りから声をかけられても一切気づかないほどです。

このように、好きなことに対する集中力に関しては持続性があるのです。
しかし、これをしっかりコントロースしなければ過集中に陥ってしまい、逆に周囲に迷惑をかける羽目になってしまします。

多動性・衝動性

多動性と衝動性は類似性があるため二つにまとめてお話しします。

多動性とは、簡単に言うと落ち着きがないという事です。
皆さんの周りに一方的に話をする人がいないでしょうか。グループで会話をしていても独り一方的に話をし、場の空気は壊れてしまいます。このようになにかをしていないと落ち着かないという状態を多動性といいます。ほかにも、「自ら多忙を好む」「貧乏揺すりがやめられない」「必要以上に歩き回る」などがあげられます。

次に衝動性です。
衝動性は、冷静に考えずに行動に移してしまうという事です。
例えば「「高価なものを熟考せず買ってしまう癖がある」「思ったことをすぐ口に出してしまう」「短気」などがあげられます。
この衝動性により、周囲からは計画性のない人であったり自分本位な性格と思われがちです。

ADHDという発達障害の症状を社会にどう活かすか

ここまでADHDの概要、そして主な症状についてお話してきましたがいかがでしょうか。
ADHDの人とは関わりたくない、仲良くなれそうにないなどという感想をお持ちになったのではないでしょうか。

しかしこのADHDを持ってる人たち、活用の仕方次第で大きな能力を発揮します。
とくに大きなちからを発揮できるのが不注意の部分です。
「え、不注意なのにそんなすごい能力発揮できるの?」と思うかもしれないですが、そうなんです。実は秘めた才能があるかもしれないのです。

先ほどお話ししたように不注意の症状はケアレスミスが多かったり集中力が続かないというものですが、一方で興味関心のあることに対しては優れた集中力を発揮するとも言いました。

そうです、自分の好きな分野を貫けば、それはいずれ世界をも変える偉業を達成し得るのです!
最低限社会で必要な常識などを身に着け、あとはとことん自分の好きな分野に突き進んでください。

ほかにもADHDの人は創造性が豊かともいわれています。
常識がしっかり身についていないなと感じる人はふつうの人なら思いつかないようなアイデアをどんどん発想することができます。

このように、ADHDは社会的にも問題視されている発達障害である一方、その特性を生かすことでより自分に適した仕事に就けたり常識を覆すような素晴らしい能力を持っていると言えます。

私もADHDの症状があり、社会人生活で苦労することが多いですが、得意なことを生かしていつか社会のためになれるようなことをしたいと思っています。

ADHDの皆さん、諦めることはありません。私たちは一般人と比べて優れているのです!
その能力を最大限発揮し、人生を楽しみましょう!

いかに参考文献を載せていますので、興味のある方は是非読んでみてください。

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