皆さんこんにちわ。
今回は少し哲学的な内容をお話しします。
皆さんにとって「独り」でいる人ってどんな印象をお持ちでしょうか?
根暗な人、コミュ障な人、どこか不思議な感じのする人・・・
様々なイメージを持っていると思います。
ですが、私はそうは思いません。
独りでいるという事は実は自分の成長にとって大変重要なものであると考えます。
では、なぜ一人になることがそんなに良いといえるのか、今回はそれを追及してみたいと思います。
目次
「独り」と「孤独」の違い
まず初めに、「孤独」と「独り」の違いについてお話ししたいと思います。
孤独というのは、周囲に親しく付き合える人や、頼れる人がおらず寂しい状態を意味します。
一方で、独り(ぼっち)は周囲に人がおらず、独りで孤立している状態のことを言います。
一見すると、どちらも同じような意味に感じられますが、全然違います。
ポイントは、独りは自らの意志でその状態を生み出しているという事です。
孤独は、何らかの原因があって結果的に起こる事象ですが、独りになるというというのは、意図的にその環境を生み出しているのです。
では独りになるメリットとは果たして何でしょう。
独りになることのメリット
自分のやりたいことに熱中できる
まず一つ目に、自分のやりたいことに熱中できるという事です。
例えば資格の勉強。
友達や同僚と一緒に勉強して合格を目指すというのは確かに楽しいものかもしれません。
しかし、果たしてそれで勉強に全集中できてるといえるのでしょうか。
私は、自分にとってとても重要な目標やどうしても成し遂げたいことがあるのなら、全集中をそこに注ぐためにも周囲と群れるのをやめてみることをお勧めします。
私は学生時代、自分の夢のためにもどうしても取得したい国家資格がありました。
難易度はそこそこの資格でしたが、私は要領が悪いため普通に勉強していては合格をつかみ取ることはできないと感じていました。
そこで決意したのが、勉強に集中するために群れることをやめるという事でした。
当時の私は、大学内では授業も、昼食も、サークルも常にだれかと一緒に行動していました。
そのため、なかなか一人で何か熱中するという事はありませんでした。
そのような大学生活をぐるっと180度変え、大事な集まりや用事以外は誰かといることをやめました。
そのため、段々と付き合いのある友達も減っていき、始めは気づけば独りよりも孤独感でいっぱいでした。
そんな生活を2か月ほど続けていくと、孤独感はだんだんと薄れていき独りになることの良さを実感し始めました。
1日のほとんどを勉強に費やすことができたため、結果的に一度の受験で合格することができました。
このように、ひとりになることは決して寂しいだけのものではなく、その分得られるものも大きいといえると思います。
自分の価値観をしっかり持つことができる
独りになることのメリットふたつめは、自分の価値観をしっかり持つことができることです。
最近、同調圧力という言葉をよく聞きます。
同調圧力とは、周囲の意見や行動に流されて、自分の考えを持たなくなてしまう事です。
確かに時には周囲に合わせて行動しなければ、協調性がないと思われて疎外されてしまうこともあると思います。しかし、常に他者と行動を共にし、それに流されてしまうと自分の個性というものが失われてしまいます。
本当に自分はみんなと同じ意見なのか、同じ行動をしていて満足なのか、よく考えてみましょう。
もし少しでも不満があるのであれば、前述したように群れるのをやめてみることです。
そして、自分はどういう人間なのか、どういう価値観に従って生きているのかを考えてみるのです。
いわゆる自己分析のことですが、これは確かに他人から自分のことについて聞くことでも成立します。
しかし、他人の意見はあくまで相手から見た自分なので、それが絶対とは言えません。
自分のことは自分が一番知っているはずです。
誰かに否定されたとしても、自分でその考えが間違ってるのか確かめてみればいいのです。
(仮に間違っていたとすれば、その考えはあなたの人生を良いものにするために必要とはいえません。なので、潔く考えを改め一から考え直してみましょう。)
つまり自己分析をし、自己の価値観に従った生き方をすることで、人生をより豊かにすることができるという事です。
ここまでをまとめて、大事な3点をお伝えします。
- 周囲の意見をうのみにしない
- 自分の考えをまずは信じてみる
- 自分で調べて確かめてみる
責任感を身に着けることができる
3つめのメリットは、責任感を身に着けることができるという点です。
わかりやすい例が独り暮らしです。
独り暮らしは、家事、洗濯、掃除、予算管理など生活において必要なことをすべて一人でこなす必要があります。
実際にここまで完璧な生活ができる人はなかなかいないでしょうが、独りで生活するスキルを身に着けるという事は、結果的にどんなことに対しても責任を持つというとにつながります。
ほかの例でいえば、前述した資格取得についても独りで進めるとなった場合は、買うべき参考書や勉強法、勉強以外でやらなくてはならないこととの両立などあらゆることに対して自分で責任を負わなければなりません。
例えば、資格取得の勉強に集中しすぎて大学の授業をおろそかにし、単位を落としていたのでは本末転倒です。
自分の熱中していること以外も疎かにせず、成功を収めるにはやはり自分で責任を持って計画を立てるべきなのです。
責任感は、常にだれかと一緒にいてはなかなか身につきません。仮にグループワーク等でまとめ役を拝命されたのであれば嫌でも責任感を持って統率する必要があります。
しかし、そのようなことがない限り、大抵の場合は周りに流されて行動どうしてしまうため自らが意思決定をして行動することはありません。
まとめ
現代社会では、チームワークを大切にするため一人一人の協調性が求められています。
しかし私はいつも協調性ばかり意識しているのでは窮屈だと思います。
どうしても譲れない価値観があるときそれが社会的に見て常識を過度に逸脱していなければ、はっきりとそれを伝えるべきです。
確かにある一定の時期は嫌でもいう事を聞くだけの我慢生活も必要だと思います。
しかし、ある程度自分にスキルが身につき、次の一歩を踏み出したいという時にまで縮こまっていてはいつまでたっても成長できません。
常にだれかの考えに従うだけでは個性を失ってしまいますし、何より大事な自分の人生を棒に振ってしまうようなものです。
人生5年くらいは一人きりになっても問題ないと思います。
現に私も、上述したように仕事以外は自己研鑽に時間を注いでいますし、特に寂しいという感情もわきません。むしろ自分の思うように時間を使えているので幸福を感じています。
一人になることで、自分は何がしたいのか、何のためにどうやって生きていきたいのかを理解することができました。
たとえ周囲と考えが合わず、孤立したとしても自分の価値観や考えに沿ってやりたいことを成し遂げる。
これこそが現代の若者に不足しているものではないでしょうか。
それでは今回のおすすめの本を紹介します!
『人生の質をあげる、孤独を楽しむ力』
この本は今や私のバイブル的な存在の本です(笑)
毎日誰かと一緒に行動してるけど、本当はやりたいことがある人
無駄な付き合いをなくしたいと考えている人、ぜひ読んでみてください!https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%B3%AA%E3%80%8D%E3%82%92%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B-%E5%AD%A4%E7%8B%AC%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%80%E5%8A%9B-%E5%8D%88%E5%A0%82-%E7%99%BB%E7%B4%80%E9%9B%84/dp/4534055374/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=
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