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千代ケ崎砲台跡 散策

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今回は令和3年に一般公開が開始した横須賀市浦賀にある、『千代ケ崎砲台跡』を訪れてきました。

目次

どんな場所?

京急線の浦賀駅にて下車し徒歩で約30分、急坂を登り切った頂上に千代ケ崎砲台跡はあります。
この千代ケ崎砲台は、かつての東京湾要塞を構成する砲台の一つです。
江戸時代末期、会津藩により台場が作られた標高65メートルの平根山に、明治25年~28年にかけて日本陸軍によって建設されました。実践で使用されることがありませんでしたが、現在までそのレンガ造りのすばらしさや施設の内部をほぼ原形のまま留めており猿島の砲台と合わせて国の重要文化財に登録されています。

内部紹介

入り口には当時使われていた井戸と、『千代ケ崎砲台跡』と書かれた看板が出迎えてくれます。
基本的に内部を見学する際は現地ガイドの方同伴の元見学します(無料)

ガイドと共に進んでいくと、レンガ造りの遺構が姿を現します。

猿島の砲台跡に似ていますが、こちらは周囲が自然に囲まれてる割には非常に保存状態が良いのでしょうか、レンガ一つ一つの色も鮮明で、まるで建設当初の原型をとどめてるような美しさでした。

各スペースは兵員の宿舎や弾薬庫として使われていたそうです。
奥まで続くメインの道とその左右に広がるスペースが、まるでジブリの世界観を彷彿させます。
100年以上前の建造物とは思えないほど綺麗な状態で残っています。


1部屋当たり最大30~40名もの方が待機していたなんて・・・実際に入るわかりますが、狭く感じますしとにかく暗いです。当時は蛍光灯なんてありませんからランプを置いて灯りをともしていたみたいです。ランプを置く用のくぼみもありました。

砲台が実際に置かれていた場所には、その基礎部分のみ残されています。
周囲はレンガの高い壁ああるため、これでは周囲の状況を観測できません。実際当時は観測員が別の場所におり、目標の正確な位置を伝線管などで伝えてたそうです。

頂上からは東京湾の景色を一望できるほか、この千代ケ崎灯台の全貌も概ね見れますので、写真撮影はここからがおすすめです。

おわりに

一周大体60分~90分あれば隅々まで見ることができます。基本的にガイド同行の元での見学ですが、近年まで一般公開されなかった貴重な歴史的建造物をじっくり観察できます。猿島・観音崎の砲台跡共に是非訪れてみてはいかがでしょうか。


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